僕は少し前から軽貨物配送の仕事をしています。
路肩に軽バン停めて、荷物運んでいる人よく見ますよね。あれです。
実際にやってみて感じることがあったので、それについて少し書いてみます。
配達員から見た軽貨物配送の実情
実際にどんな流れで仕事をしているかというと、下記のような流れです。
倉庫に用意された荷物(半日で80〜130個ぐらい。多ければ150個ぐらいのときもたまにある)を軽バンに積み込みます。
軽バンに入りきらなければ、倉庫に残して出発します。
※残された荷物は同エリアを配送する次のサイクルに回されるそうです。
お届け先の住所に順次配送していきます。
下記のような配達の種類が主にあります。(他にも指定の種類はあります)
- 置き配(玄関前指定)
- 宅配ボックス
- 置き配不可・直接手渡し(置き配/宅配ボックス禁止)
- ガスメーターボックス内
「お届けできない」というのはどういう状態かというと、
- 置き配不可/宅配ボックス禁止なのにお客様がご不在、かつ架電に反応なし
- 宅配ボックス指定であるが、宅配ボックスに空きがない
(タワマンだと結構この状況はあります) - 受取拒否(玄関先でキャンセルを告げられる)
など。
こういう場合配達員としてはどうしようもないので、全配送完了後、倉庫に荷物を戻しにいきます。
配達員をやってみて、積み込みと配送でいろんな問題を感じています。
積み込み時の問題
荷物が手元に来た時点で破損している(またはそれに近い状態)
配送の仕事をやってみて驚いたのですが、これ本当にあるんです。
- 荷物を入れている段ボールがボコボコに凹んでいる
- 飲料ケースの箱の一部が壊れている
(これに気づかずに配送すると、配送中に箱が開いてしまって中の缶が飛び出てくることも…) - 袋ものの荷物の袋が破れている
こういうの、結構遭遇します。
1は、配送バッグに小さいけど結構重い荷物が入ってしまっていて、他の小さな荷物の段ボールが潰れてしまっていたりします。
悪質なものとしては、バッグに入っていない独立した荷物であるにもかかわらず、その大きな段ボールがなぜかボッコボコの状態で手元に来たこともありました。
2なんか、エレベーターから荷物を下ろすときに缶が飛び出てコロコロ…もありましたし、3は配達先に到着して配送バッグを開けたら「荷物破れてるやん…」となったこともあります。
軽バンに入りきらない荷量
これは頻繁にあるわけではないのですが、たまにあります。
過去にあったのは、全体の個数としては多すぎるわけではないのですが、大きな段ボールに入った荷物や長〜い段ボールに入った荷物がめっちゃ多くて入りきらなかったケース。
結局配達員としてはどうしようもないので、倉庫に置いていくしかないのですが、お客様の手元に届くのが遅れるし、これも問題だと感じます。
配送時の問題
置き配不可、手渡し希望なのに不在、電話も繋がらない
これはお届けのしようがないです。倉庫への持ち戻り確定です。
過去注文時の配送指示のメモがずっと残っており、矛盾している記述がある
設定項目として「玄関前」になっているのに、メモには「宅配ボックスに入れてください」と書いてあったりするケース。
配達員は「どっちや…?」ってなってます。
配送の仕事をやってみると結構あります。
過去に「今回だけ宅配ボックスに入れてほしい」みたいな感じで書いたのだと思いますが、おそらくその記述を削除し忘れてずっと残っているんだと思います。
それぞれの立場の人が少しの気遣いをすれば、解消できることもある
配達員
まず、配達員がやるべきこととしては、できる限りお客様ファーストの配送を心がけることだと思います。
- アプリの配送指示を守る
- 荷物を丁寧に扱う
- 置き配の荷物の置き方にも配慮する
などでしょうか。
綺麗事ばかりでどうにもならない部分があるのは理解しますが、前提としてお客様ファーストの心は大事だと思います。
自分もあるんですが、荷物が多いときなどは忘れてしまうこともあるんですよね。
「早く配送を進めなきゃ!」
ばかりで頭がいっぱいになって、自分ファーストの配送になってしまう気持ちも理解できます。
でもやっぱり配送するうえでお客様への配慮は忘れてはいけないなと思っています。
「自分が荷物を受け取る側だったら」を一瞬考えてみる。
そんな少しばかりのひと手間が大事なのではないでしょうか。
お客様(荷物を受け取る側の立場)
できれば配送指示をリアルタイムで更新してもらえると、配達員はスムーズに配送できるのでありがたいです。
あとたまにいらっしゃるのですが、配送指示のメモがやたらと上から目線だったり、過激な言い回しだったりするケース。
「宅配ボックスに入れたらクレーム入れて稼働できないようにします」
「無断に宅配ボックスに入れるな!!!!」
「(玄関前置き配指定なのに)在宅確認は必ずしろ!」
とか。
配達員も人間です。
お客様も配送トラブルが過去に何かあってそうしているのだと思いますが、配達員が気持ちのよい配送をできるように少しばかり配慮してもらえると、ご自身も結果として気持ちよく荷物を受け取れるのではないでしょうか。
倉庫スタッフ
ちゃんとした状態で配達員が荷物を運べるよう、取り扱いには注意してもらえると大変助かります。
基準はひとつなんじゃないかなと思うんですよね。
「自分がこの荷物を受け取ったらどう思うか」
これだけではないでしょうか。
段ボールは中の荷物を守るためのものだから、みたいな主張もありますが、自分が買い物をしてボコボコの段ボールで荷物が届いたら嫌ですよね。
少なくとも気持ちよく受け取ることはできないですよね。
最後に
実際に配達員をやってみて少し問題意識を感じていることについて書いてみました。
どんな仕事でもそうかもしれませんが、ほんの少し考える・配慮するだけで関わる多くの人が幸せになることってある気がしています。
この仕事に関わらず、人生全般で、そういう少しの配慮や他者への気遣いを重ねていけたらいいな〜なんて思っています。

